それでも、生きてゆく

「それでも、生きていく」を一気見しました。
2011年夏のフジテレビ、木10。
ちょっとあれな方法で見たのですが、全11話を見ながら何度も入る余震のニュース速報に、ああこういう時期に放送していたのかと思いました。
初見です。
 
15年前、田舎町で起こった14歳の少年による幼女殺害事件。
その被害者家族と加害者家族の物語です。
気になる人は、うまく説明できないのでWikipediaとかネタバレサイトとか読んでみてください。

それでも、生きてゆく - Wikipedia

どんなシリアスで、見るのが苦しくなる作品かと身構えました。
まぁシリアスなことには変わりなくて、本当に見るのがつらくなる部分もたくさんありました。
でも、会話の一つ一つが面白くて、今まで見てきたドラマのなかで、一番誰かが誰かを思うことの輝きを感じました。
つらいこと、しんどいこと、乗り越えられないかのように思うことがたくさん起こるのですが、なんかタイトルに戻ってしまって恥ずかしいけど「それでも、生きて」いるんです。登場人物たちが。
他のブログでも書かれているのですが、5話の洋貴(瑛太)と双葉(満島ひかり)の会話が大好きです。
このブログで書かれています。
このブログの方が、それでも、生きてゆくに対する感動を気持ちよく書いてくださっています。
見ながら自分のことも考えました。
自分のことばかり考えている割に、年々何かを通してでしか、自分の奥底の気持ちについては考えなくなってきている気がします。
大きな声でおすすめする作品ではないけれど、夏のお話です。
洋貴(瑛太)の靴下の色が変だなと思っていたら、ちゃんとドラマの中でいじられてました。
 
お盆で時間があり余っている、ドラマ好きの方には、是非見てほしいと思います。